風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

ものおもうころ

年の瀬に今年もお年賀作業

朱色で薄く『寅』一文字を描いていく

 

いつか、こういうことはきちんとしないといけないんです。

と後輩に言われて、そういうもんか、と思いつつ年明けに思い立って返事していたけれど

いまでは、彼の言葉を想いながら

眠気とたたかいながら、年の瀬に夜なべのように筆をとる

追いつかなかった毎日

ゆっくり寄り添うことも選んであげる事も出来なかったクリスマス

少し頑張りすぎてる日常

自分の時間が見つからないし、見つける気力がみつからない

あと1日。つかの間の休息

 

お年賀の文字は『おかげさま』

今年は『感謝』だったけれど、もう少し踏み込んだ感情

会えなくなった色々な日々を想う

 

おかげさま。

まだまだお年賀にしあわせいっぱい家族写真は気を遣う

それでも、マシになってきたよね、という危うい雰囲気がひろがる

危機感の薄れに危機感を思うのに

 

おかげさまの毎日

ほんとうに

 

振り返るとずいぶん時間だけが過ぎたと思う

おかげさまで

無事に一年を終えられそうです

皆様にもよいお年をお迎えください