風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

嘯く(うそぶく)

クーラーをつけないまま朝を迎える

まだ8月の半ばなのに

 

あめつづき

 

音も無く降り続く雨

 

夢のつづきにいるように

目の前が突然現実だと気づく事が増えた

 

 

寝不足の毎日

疲労が溜まって澱んで

 

ある時続けてスタッフが減った職場で

いつの間にか定員は充たされているのに

人手が足りないと声が聞こえる

 

夏バテの兆候

秋バテの予感

 

 

朝陽が出ても薄暗い朝に

 

負けない様に

『負けたっていいんだよ。勝ち負けなんて』

とうそぶいておく