風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

風ひらひら

こころから


コロコロ
転がり落ちるように



言葉が堕ちてきたら




ずいぶんと






目を閉じれば

想いはすぐ傍にたくさんあって



気づいて、と



叫んですらいるのに





風が吹く




風が運ぶ、あなたへと







手を繋いで歩いた





冷たい手
どこまでも凍える手でもって






あなたの心を
温める







こころが交わる
言の葉は


風に揺れる