風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

夢の欠けらを集めて

感情が薄れていく


日々



日常は



ああもこうも無く




夢の欠けらを




拾い集めて




つなぎ合わせて

どうにか










明日へ


持って行く








明日は

未来であって


どこにもなく


予想されるものであり




存在はしていない




不安定で自由




その先に進むために







きょうを棄てて






背中のカバンは
あまり大きくはないので





それなのに
大きな穴も開いていて





落ちずに残ってくれた感情だけを


背負って歩いてく








時間は前に確実に
待ってもくれずに進んで行くので





流されるままに






流れるままに