風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

冬も終わったことだし

朝空がきれい


暁けの空は映るものすべてを朱の染めて




花冷えといっても

寒さはあまり感じなくて
冷たいと思うくらい




上着や手袋や
一度脱いだものをもう一度着るには

季節は流れたと思う





春なんだなと


少しずつ感じるのに
今年は桜が役に立ってくれない




それはどこか
気持ちや好みの問題で




何年かに一度
ソメイヨシノから心が移ってしまう





今年は何の花を愛でようか




冬も終わった事だし





春を探しに出かけます