風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

あなたは

冬が来る




花は散り
葉を落とし



それが



大地に根ざしたものならば




次の春への準備



脈々と続いて行く






それがココロならば






彩りを失い
闇に、


堕ちる









ココロのない言葉は響かない




気づく前から





わかっていた事






わたしの中に
あなたはいて



あなたの中にも
わたしはいる








ただそこから動けないだけ



そこから動かないだけ








満ち足りてなどない
春を待つわけでもない








ただ

そこにあるだけ







しばらくは



もしくは永遠に