風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

月夜のこと

ついついイライラ募る日々



同じ興味を

キャッチボールするように



会話をする機会を失って


いったいどのくらい経つのでしょう





繋がっていた手と手








その温もりも


いまはもう思い出すことも出来ないまま






きょうはあの人の誕生日





30年も前のことなのに
忘れないんだなぁ






晴れた空にあなたを想う








雲居の月にあなたを重ねる









そうやって



日々はあっという間に過ぎていく