風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

夜明け前の空に

日常があまりにもなスピードで時間を削りとっていくので

今日が日曜日で仕事が休みであることすら

すっとぼけて浅い眠りののちの朝

 

夜明け前の群青がすき

人より少し早い朝に、寝起きの頭をフル動員

なぜだか今日は想い出ばかりが駆け巡る

 

青の時代

空をよく見てた

教室の窓からは丘の上に立つ校舎ゆえに大阪一望

飛行機が飛び立つ姿に毎度見惚れ

本当によく眺めてた

星空

流れ星を見つけることは、四つ葉のクローバー探しより得意

夏でも冬でも

都会の喧騒や明るい夜空の向こうにも

星の流れはあざやかに

 

通り過ぎた時間は夢と同じ

映画のオッチャンがそう語るのを聞いた頃は

学生時代の真っ只中

 

いまもまだ僕の心は青いまま