風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

今日を始める前のふとんの中の物想い

言葉があって会話があっても伝わらない事が多かった頃

こころを伝えようと言葉を探すのに見つからない事

『言葉は心のすべてを伝えることはできないできない』

そんな想いでいた青色の春

毎日けんかばかりになる人と出会って

やっぱり毎日けんかしてて

いつの間にやら10年を過ぎているのにけんかしてる

それでも最近は落とし所を見つける事が早くなってお互いすぐに沈静化する

 

僕は日本語を共通語として使っているけれど

大切な人とは別の言語が必要で習得までに随分とかかったし、

ネイティヴではないので今も深いところでは意味が不明

彼の人も共通語は日本語だし僕の言語はきっとより日本語に近いはずだが

なかなか、彼の人は聴き取ろうとはしてくれない

 

なんの話か。

きっと誰しも家で家族と過ごして、その家の文化の中で言葉に意味を持つ。

大切な想いにたいしての比重は、それぞれの想い出によって違うもの。

なので、同じ日本語で同じ言葉を使っても、ぞの言葉の持つ意味や重みは異なる

だから、けんかは絶えない。けれど結局、けんかは言葉のズレのすり合わせ

そうやって少しずつすこしづつ

 

ハリネズミ達のように近づいて