風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

色温度

春の野に出でて若菜摘む

今朝の冷たい空に触れてふと頭をよぎり

出だしがどうしても思い出せず、調べて驚いたのは

摘んだ若菜が春の七草だった事

言葉の響きとその実用性になんだか

アスファルトに覆われ尽くした街に育てば

春の野に出るというよりは

春の野に出たいという想いが、この句を頭に呼び寄せたんだろうな。

そんな春先の凛とした空

空の本、という、図鑑なのか写真集なのかにほんの言葉集の様な本が

かつてあって、久しぶりに眺めてみた

雲の名前や由来

空が好きでよく見上げて歩く

 

写真をよく撮っていたので

写真には色温度という聞き慣れない世界があって

季節をそこに見る事がある

 

フィルムを入れて写真を撮りに出かけたい

今日はそんな朝