風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

言の葉が迷子

花が咲く

水が舞う

緑が濡れて輝く朝

 

失っていた言葉が溢れ出す

ただ桜が咲いて散っていった日々

蝉の声の聞こえぬ朝と止まぬ雨をようよう乗り越えて

あっという間に過ぎた日々

 

立秋を過ぎての夏休みの始まりと

ようやく深呼吸ができた夜

 

 

自分を表現することで

いまを取り戻す

 

風が吹く

汗が滲んで

夜が更けていく