風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

雨の音

だいたい夜はちょっと、感傷的になって、、、

そんな歌を思い出し


朝の陽光を見ながら



スッキリと




雨の事を思い出す



元々、雨は嫌い

だった、はずなのに。。。



いつからか、好きになっていた




いつからだろ





傘をよく忘れるので
どうせ、
歩くのは駅までの5分間と、駅からの3分間。。。


そう割り切って
濡れるか、走り抜けるかにしていたはずなのに




いまは、こうして

大きな傘を持ち歩く



別に、家が変わったわけでも
行き先が変わったわけでもないのに





あの日
雨が、好き。
そう言って濡れて歩いているあなたを見て


綺麗だと思った



いつからか
夏の通り雨では
一緒に雨の中を濡れながら走ったりもしたね



それでも
傘を持ち歩かない、あなたが
わたしのもつ傘を


一緒の時はさしてくれた



ふたりで
雨の中を、よく歩いた




雨は嫌い
あの頃のしあわせを想い出すから

雨は嫌い
もうあのしあわせすら
忘れていた事を気付かせるから


雨の音は
わたしのココロをうつす鏡だ



冷たい雨
温かい雨
つらい雨



きらい、きらい。。。すき




そういうものではなかった、な。。。





忘れていた



あなたは
まだ、わたしのなかにいるのだ



あなたが雨を好きだと言った
あの日から


わたしは雨が好きになったんだ





それは

いまもかわらず