永遠という夢の有り様
あたまを撫でてもらった記憶
寝たふりをして
もう少し
撫でていてほしかったので
あの頃の
あのひとがなぜ
少なくともわたしに
特別だった理由は
いまでもわからない
だからよけいに
いまでも時々思い出す
学生時代は遠くの記憶で
思い出はあっという間に薄れて忘れていくけれど
想いはいつでもそこにあって
特別ではなく
当たり前に
永遠なんて
叶わない
夢だと思っていたあの頃を
そうではないのだよ
と、大人になったわたしはうそぶく
永遠は
永遠だよ