風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

ときおり

恋はするもの



愛はあるもの





だから
恋にはエネルギーが要る






恋は経過



愛は結果






だから

恋は通り過ぎ
愛だけが残る







あなたのなかにもきっと
わたしはいて





わたしの中にも
ときおりあなたが顔を出す






恋を終えたと思うとき
あなたはもうそばにいなくて




気づけば
新しい恋に満たされている







そうやって
何層にも積み重なる
たくさんの想いが




いまを彩る








誰もが知っている
あたりまえだけれど



ときおり




想う