2020-03-08 春待ちの風を探す旅 堕ちていきたいと想う しばらく水の底に沈んで 浮かぶ泡を見て過ごしたい 飛ぶことも沈むこともない時間があまりにも長くて 僕が僕である事を思い出せない 夢はいつも現実の続きで 現実は夢から醒めないまま始まっていく 音に溺れて風の音も聞こえない 待っているのに ずっと 沖に運んでくれる風が吹く事を 春に似た日々 春ではない日々に