風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

きっと 絶対とは言わないけれど

無駄という時間を大切にしていた

若い恋人たちの間にある

なんでもない時間や

だらだらと過ぎて行く時間がとても大切なように

他人からみたら無駄にみえる時間は

その人にとって大切なものであるように

いつかその無駄だと思われていた遠回りが

実は最短距離だったように

わかってる

わかってるんです。知っているのではなく。

わかってるのに

自分で無駄だと思う時間はもう有意義ではないけれど

子供達には

無駄な時間なんて一つもない

大人は子どもではもうないけれど

子どもはいつだって子どもでいるわけではない

子どもと大人の境界線はきっとあるようでなくて

 

あるがままに

思うままに  世の中に無駄なんてものは一つもないから