風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

おはようの朝に

時間に追いつけない生活が続いて

気がつけば桜色が拡がりつつあってグレー

桜には空が似合うのに空に埋もれるような灰色世界

花曇り

 

そういえば春霞や朧月夜を見ていない

今年の春空はいつになく青くて

 

あんなに寒くなかったのに遅い春

いつもより少し遅い朝

ぱらぱらと突然の雨に降られてももう冷たいとも思わない

冷たくなくなったなぁともの想い

 

それでも家の中の方が寒く感じるので

上着を脱いでストーブの前で温まる

 

コーヒーとパンの朝食はそれらいろいろな想いを全部

日常に戻してくれる