風待ち月

ゆらゆらと揺れる日々の気持ちを風に乗せて

春の夢

だいたい夜のもの想いは

想いがつよくなりすぎて

朝になれば何事もなかったよう

 

手紙は夜に書く

見返して朝

それでも残った言葉を集めて

自転車に乗って

風を感じながら春をそよぐ

 

昨日と違う朝

春は刻々と桜に染まる

 

 

おはようとおやすみの間に流れる時間を

花に託して